この本は韓国で出版されて話題にもなったのでご存じの方も多いかもしれません。扁桃体(アーモンド)が生まれつき人より小さく「感情」がわからない「怪物」と呼ばれるユンジェが彼なりの方法や感じ方でもう一人の「怪物」と呼ばれているゴニと出会い、魂の深いところで共鳴しあう物語だと私は理解して読みました。
感情のわからないユンジェが他者との違いを受け入れ、また、自分とも世間のいう普通とも違う他者を受け入れていく、とても尊い関係性が描かれています。ゴニと出会うことで成長していくユンジェに、能力に差異はあってもその人なりの成長を遂げていくのだとこの本を通じて改めて学ぶことができました。
ぽんた