「Mr.インクレディブル」
最初は、アメコミ原作の単なるヒーローものかと思って見始めたのだが、マイノリティである元スーパーマンやその家族が、もうスーパーマンを必要としない社会で、いかに自分らしく生きていくか?といったことが描かれていて、あっという間に引き込まれてしまった。
展開もテンポも速く飽きさせないし、それぞれのキャラクターも魅力的だ。
スーパーパワーを持っているがゆえに、社会に馴染もうと本来の自分を隠して暮らしている様は、発達障害といわれる人たちとも重なってしまい、どうかこの社会が寛容になってほしいと願わずにはいられない。
不寛容さを増す世界に生きている私たちだけれど、自分らしく生きていくことの大切さが描かれていて、大好きな映画のひとつになった。
ぽんた